31.令和2年度Season1保見交流館 「対話で楽しむアート鑑賞」出前講座
公開日:2020年09月06日 最終更新日:2023年01月13日
タイトル |
31.令和2年度Season1保見交流館 「対話で楽しむアート鑑賞」出前講座
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詳細
2020年9月3日(木)13:00~14:30
保見交流館、2F中会議室にて鑑賞講座を開催いたしました。
保見交流館では3回目の出前講座でリピーター参加もあり、本当にうれしいです。
コロナ禍の中でも定員人数13人という多くの参加者に恵まれました。
猛暑の中お越しいただいた方には感謝申し上げます。
新型コロナウイルス対策の実施の為、参加者の募集を半分にし、消毒、マスクの着用などを徹底しての開催となりました。
メインの対話型鑑賞は、挙母村出身の郷土の画家「牧野義雄」の《ピカデリーサーカスの夜景》をじっくり行いましたが、思わぬ方向へ話が広がり、笑いの絶えない鑑賞会となりました。 |
現在開催の展覧会の紹介は最後の回となりました。
いつもの様に、3つの紹介から始めました。
1.私達「アートフレンド」の紹介
2.豊田市美術館の案内
3.今開催中の展覧会の見どころについての解説
「久門剛史 らせんの練習」「コレクション展 光について/光をともして」「電気の時代」
最近はパワーポイントを使用して試行錯誤の最中、毎回改良を重ねています。 |
今回は熟女の皆さんの楽しいトークが展開しました。
「よく見て下さい。何か気になる所は有りませんか?」の問いに、初めに出たのが
「男女が集まって今でいう合コンかしら(笑)」
場も一気になごみます。
「ダンスパーティーかしら?」
「健全な社交場という感じに見えます。」
「ここは外国みたいだけど、東京で言えば銀座のような華やかな場所」
「右の影の像が気に成ります」
すかさず進行役のトーカーから
「120年前に出来たエロスの像です」
「エロス!やっぱり男女の出会いの場かな?(笑)」
トーカーより
「照明。光の効果は?」
「光が教会にも見えます」
「おめかしして、エスコートされてオペラに行く。がいいわ(笑)」
話は尽きません。難しいことを話すのではなく、作品を見て自由に思ったことを話すという対話型鑑賞の楽しさを実感しました。 |
「豊田市の前身挙母町出身、明治の初期に生まれた牧野義雄は、20代から70代まで外国で暮らしました。牧野義勇はその間故郷の挙母を思い出したでしょうか。
牧野義勇のお墓は美術館近くのお寺に有ります。故郷に帰って来たのですね。」
などの話を聞いた参加者から
「家から近いわ。お寺でお墓探してみようかしら」
と興味を持っていただいたようです。
また、「美術館の近くの交流館でこのような会を開催してください。近くなら講座の後にすぐに美術館に行ってみようかなとなると思います。」
と言って頂き、なんだか嬉しかったです。 |