とよた市民活動情報サイト豊田市美術館ガイドボランティア自主グループ 「アートフレンド」活動紹介・報告保健・医療・福祉の増進33.Season2とよた市民活動センター「対話で楽しむアート鑑賞会」出前講座

33.Season2とよた市民活動センター「対話で楽しむアート鑑賞会」出前講座

公開日:2020年10月30日 最終更新日:2023年01月13日

タイトル 33.Season2とよた市民活動センター「対話で楽しむアート鑑賞会」出前講座

詳細

2020年10月24日(土)13:30~15:00
とよた市民活動センター、会議室にて鑑賞講座を開催いたしました。

ほぼ定員数お集まり下さり、また、リピーターの方の参加が数人あり、本当に嬉しいです。
ご参加ありがとうございました。
見る.考える.聴く.話す―対話で楽しむアート鑑賞を体験頂きました。

ありがたいことに、とよた市民活動センタースタッフ訪問レポートを「とよた市民活動センター登録団体ニュース」で取り上げていただいています。

併せてご覧ください。

左は取り上げた作品
丸山直文《path4》

前半のパワーポイントを使った豊田市美術館と、現在開催中の展覧会の見所紹介は、バージョンアップして、わかりやすくなったと好評です。

丸山直文《path 4》に多彩なご意見がいっぱい。


●第一印象は?何でもいいので自由にお話しください。

ゴルフ場にも見える。棚田。
色が綺麗。(紫、緑っぽいブルー、オレンジ、紫)

寂しい一人で、走っている。

長い道のりどこへ行こうかな。濃いところは元気、かすれたところは元気を失っている。

逆さまにしても成立する。

これから出発。大好きな紫の色からも感じる。

実は2人で走っている!人生の分岐点を選択している。

行けども同じところに戻ってくる。迷い道くねくね。やっぱり人生。

拡張すると行けども行けどもどこにもたどり着けない。画面は切れていて、全部が見えていない。

*最初の問いかけから、豊かな反応を聞くことが出来ました。

●丸山直文独自の技法に気づきましたか?

にじんでいる。

紫の道は習字のようにいっきに描いている。

小原和紙をすく様に、水分シャビシャビの紙に色を垂らしている。(これは豊田市民ならではの、地元の者なら誰もが知っている小原和紙と関連付けた素晴らしい発言!)

●にじみの手法は何をもたらしましたか?

桃源郷、牧歌的。現実でないような効果。

にじむと形が描いたそばから消えていく。だから、現実からの逃避かも。

横から見ても、絵の具の盛り上がりがない。






*丸山直文の独自の絵画表現でスティングと呼ばれる染色の技法と同じであることを確認しました。

*このように参加者がおのおのこの作品に物語を感じて、活発に発言してくれました。
そして、なぜ自分はそう思ったり感じたりしたのか、心に問い掛けて、DISTANCE距離について考えてみました。





参加者のアンケートより

〇大変面白い企画です。今まで学芸員の解説だけを聞いたことあるが、自分で考えるというのが大変おもしろい。全く知らない人と話す事がおもしろい。

〇一枚の絵画から色んな見方ができて、たくさんの意見を聞くことができて、すごく楽しかった。
自分と違うからおもしろい。

〇絵に自分の過去、経験を踏まえて、見る、考える、話す!!あまり経験したことがない新鮮な気持ちでした。ありがとうございます。

この記事を見た人はこんな記事もチェックしています