38.Season3 逢妻交流館「対話で楽しむアート鑑賞」出前講座
詳細
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2021年2月6日(土)
13:00~14:30
逢妻交流館(中会議室)
「対話で楽しむアート鑑賞」
6名の参加
コロナ禍で心配しましたが、交流館と相談の上、無事開催出来ました。
ご参加ありがとうございます。
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①*アートフレンドと豊田市美術館の紹介
*現在開催中「わが青春の上杜会」展の見所を紹介
*建築について。
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逢妻交流館は金沢21世紀美術館でおなじみの妹島和世設計事務所の手による素敵な建物。
今回は豊田の建築についての紹介を特別に行いました
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建築的な魅力と言えば豊田市美術館はピカイチ
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②クリムト《オイゲニア・プリマフェージの肖像》じっくり対話型鑑賞
定番の作品でしたが、今までにないユニークな意見がいっぱい。名画たるこの作品の素晴らしさを実感しました
「全体がきれいな色で、光り輝く観音様のよう。優しいお顔。私達をどこかいい所に導いてくれている」
天気の良い日で光がふんだんに入る逢妻交流館という場所からの感想の様でした。
「正面から描かれているのが、マリア様が描かれた宗教画の様に感じる」これはもう一人の別の方。2人の方が、見守ってくれている存在の様に感じたという事です。
今まであまり聞かない意見です。
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そういえば2019年の「クリムト展」の折に館長から、右上の緑の四角の中の鳥は鳳凰であると聞きました。
中国では良い皇帝のシンボルは龍でその皇后は鳳凰であるという話も聞いたことが有ります。
クリムトはオイゲニアの事をウイーン工房のオーナーの奥様として王女様の様に描いて、その象徴で鳳凰を右隅に描いていたのだろうか。
クリムトにとってオイゲニアは、ウイーン工房の安泰を見守ってくれている光り輝くマリア様の様な存在だったのかもしてないと、興味深い内容になりました。
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今回特別に、上杜会展のポスターになっている、小磯良平《着物の女》との2点トークで行いました。美しい女性の肖像画で定評のある、クリムトと小磯。両作品とも印象的なドレスと着物に様々な意見が出ました。1913-4年と1936年、意外と制作年数が近いのも参加者の皆さんの関心を引きました
この情報は、「豊田市美術館ガイドボランティア自主グループ 「アートフレンド」」により登録されました。