【WE LOVE とよたフェスタ】アマチュア無線運用体験局8J2YAAを出展しました
公開日:2023年03月21日 最終更新日:2023年03月23日
テーマ<アマチュア無線を楽しんでみよう>
開催日時 2023年3月5日(日) 10:00~15:30
会場 豊田市八幡町 スカイホール豊田
参加者 体験者10人 無線交信のお相手をしてくれた人10人 立寄り者5人 スタッフ3人
内容
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)東海地方本部に免許された、無線従事者免許を持たない方が運用する運用体験局8J2YAAを借用して出展しました。
この無線局は、令和2年4月21日改正された法令(無線局免許手続規則)にもとづくもので、運用体験者による交信時はコントロールオペレータ(予め講習を受け、局免許に登録した者)の立会い(連絡の設定と終了)が必要です。厳格なルールに基づく運用を行いますが、体験者にはアマチュア無線交信を楽しんでいただけるように、コントロールオペレーターが取りはからいます。
当日、WE LOVE とよたフェスタの会場で体験を呼びかけたところ、最年少者は4歳から最年長者は70歳代まで、広い年代層の方が応じてくださいました。
出展ブースは、スカイホール豊田のメインゲート横の6m四方で、そこに軽トラを乗り入れて、荷台にアンテナを立てました。これは、アンテナ高さを確保すると共に、往来者がアンテナ脚につまずかないように配慮してのことです。
運用手順としては、初めにコントロールオペレーターが体験局であることを宣言し、体験者の運用スピードに対応してもらえる交信相手を探します。
交信相手が決まったら、その相手のコールサインの読み方、お名前の呼びかけの仕方、信号の明瞭度と強度の言い方、自分の名前の読み方(一文字ずつに区切ってフォネティックコードにもとづいて言う)などをオフラインで練習します。
通話を始めた後は、先に練習したことを実践するとともに、天気や気温、会場名などの話題が書かれたシートを手元において、コントロールオペレーターの指差しに従って進めていきました。
「マイクを握ってお話をしたら、今度は、相手からのお話が無線機のスピーカーを通して流れてくる」というのは、携帯電話で話をするのと似てはいますが、初めて出会った知らない人との会話という点では違っていて、どの方も不思議な感覚を楽しんでおられました。今後、無線従事者免許を取得して、自力で数多くの人との交歓を楽しんでほしいですね。
終了時に、体験者には、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)東海地方本部愛知県支部からの体験証明書と私たちのクラブ(HAMサポ豊田)からの運用証を差し上げました。
なお、交信相手をしていただいた無線局長さんには、後日、JARLから交信証(QSLカード)が発行されます。皆さん楽しみにしていてくださいね。
私たちにとっても、「運用体験局」に関わるのは初めてで緊張しましたが、アマチュア無線文化を啓発するための運用体験の機会を提供する、良い訓練となりました。