「豊田市博物館開館記念特別局」8J2TCM 運用 5/26
公開日:2024年05月27日 最終更新日:2024年05月29日
「豊田市博物館開館記念特別局」の公開運用を5月26日(日)に行いました。
運用地:豊田市藤岡交流館@豊田市藤岡町
運用バンド:7MHz(SSBモード、CWモード)・・・CWモードは試行
交信数:75
この日は、豊田市外から5人のアマチュア無線仲間が応援に駆けつけてくれて、ゲストオペレーターとして交信に参加してくれたり、和やかな雰囲気の中で歓談を楽しんでもらいました。
しかし、この日のHF帯(短波帯)のコンディションは不調で、マイクを通した音声による交信では、QSB(電波の強弱が大きく変わる状態)に悩まされました。しかし、担当したベテランオペレーターが信号の浮かび上がりを捉えて北海道、四国を除く国内エリアの方々との交信を成立させました。
また、同じくHF帯でCW交信(モールス信号による交信)を試行してみました。岐阜県から訪ねて来てくれた中学生がCW交信にアマチュア無線の魅力を見いだし、熱中しているとのことでした。私たちは、博物館の開館意図を伝える使命から音声でのメッセージコミュニケーションに限定していますが、若者の意欲を受け止め、また、コンディションが悪い中でのCW交信の伝播能力を確かめる良い機会と考えて、試行することにしました。
電波の飛びと受けは、音声による交信を上回っていると感じました。また、記念特別局をCWで運用してみたい人、CWで受けたい人が多数いることも分かりました。今後、CW交信も織り込んだ運用計画を追加立案していこうと思います。
<紹介したメッセージ>
”みんなでつくりつづける博物館”をコンセプトとする「豊田市博物館」では、市民が参加して収集した物品や「とよはくパートナー」が展開する催しへの参加することで得られる市民の体験・記憶も博物館のライブラリーになっていきます。
私たちは「とよはくパートナー」として、豊田市におけるアマチュア無線活動の歴史や記憶を紡ぐとともに、豊田市博物館や交流館等での公開運用を通して、市民にアマチュア無線技術や電波科学への誘いと体験記憶を提供できるように取り組んでいきます。
11月30日までの8か月間を楽しみながら、市民交流を図ってまいります。
↑ 建屋2階のベランダと駐車場の車両との間に張った「片側給電フルサイズワイヤーアンテナ」