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「豊田市博物館開館記念特別局」8J2TCM 運用準備 8/18

公開日:2024年08月18日 最終更新日:2024年08月19日

8月25日の「豊田市博物館」での公開運用を前に、そこで使用するアンテナの組み上げを行いました。

この公開運用は『豊田市のアマチュア無線の大先輩たちが、今から58年前に第7次南極観測隊越冬隊員として南極にいる仲間を励ますための無線交信を行った』という云われを再現するもので、現在第65次隊として南極に赴任しているアマチュア無線家との交信を、当時に使われた短波周波数帯とアンテナを用いて行います。

今回使用するアンテナは、もちろん当時使用したものではありませんが、『21MHzモノバンド・3エレメント・フルサイズアンテナ』の様式のものです。

人の背丈以上となる大きさのアンテナを炎天下の屋外現地で手際よく組み上げできるように、一度組み立てて手順を予習するとともに、接続するアンテナ部材に合わせマークを施しました。

その様子を記録として紹介します。

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アンテナ部材、ボルト等を取り出して員数を確認。

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取扱い説明書を見ながら、ブーム(背骨となる部材)を組立たのちに、エレメント(あばら骨となる部材)のセンター部材(先端から導波器、放射器、反射器)を組付けて、さらにセンター部材の左右に延長部材を組付け。

床に敷いたブルーシートをはるかに超える大きさになってしまいました。持ち上げてみると、大きさが実感できました。

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組付けができたので、接合部材ごとに合わせマークとして、カラービニルテープを巻いてから、部材を取り外していきました。

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屋外に持ち出して、踏みたて式の伸縮ポールに載せていきます。予め芝生の上でブームとエレメントのセンター部材までを組立ておきました。合わせマークを付けておいたので、再現は簡単です。

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伸縮ポールに取り付けたら、センターエレメントの左右に延長エレメントを差し込んで、蝶ねじで止めていきます。

ケーブルを接続して、伸縮ポールを伸ばして、8mの高さに持ち上げました。

次に、アンテナ特性を計測していきます。

アンテナの中心周波数(共振周波数)は、21.250MHzでアンテナメーカーの設計値通りになっています。そして、インピーダンスマッチングを示すSWR値を確認すると、1.2(許容値1~1.5)となっていました。

ここで、無線機をつないで受信してみると、国内局は聞こえないのですが、海外局がコンテストで呼び出し(CQ)を行っているのが聞こえてきます。ロシアからの電波も来ているようです。

これで8月25日の豊田市博物館での公開運用にあたっての懸案事項がクリアできました。当日は本日のメンバーも参加してくれますので、段取りについては一安心です。

 

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