とよた市民活動情報サイト活動紹介・報告まちづくりの推進「豊田市博物館開館記念特別局」8J2TCM 運用 5/5

「豊田市博物館開館記念特別局」8J2TCM 運用 5/5

公開日:2024年05月16日 最終更新日:2024年05月22日
登録元:「HAMサポ豊田

「豊田市博物館開館記念特別局」の公開運用を5月5日(日・子どもの日)に行いました。

運用地は、豊田市博物館の「むかしの家」!今回の特別局名の冠になっている会場です!

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イベントタイトルは「空をこえて心をつなぐ」。豊田市のアマチュア無線の大先輩たちが、今から58年前に第7次南極観測隊越冬隊員として南極にいる仲間を励ますための無線交信を行ったという云われに基づいています。

博物館が企画した開館記念イベント「とよはくパートナーイベント・展示」のひとつとして、今年の1月から準備を重ねてきました。

4つのテーマに沿って「むかしの家」に間取りをしました。

【公開運用の間】メイン運用は短波・7MHz帯(SSBモード)で行いました。オペレーションは、昭和31年(1956)に設立された女性のアマチュア無線活動全国組織「Japan Ladies Radio Society」の東海エリア在住メンバーです。豊田市のみならず周辺市町から7人にご協力をいただきました。交信数は160を超え、お昼休みを交代で取りながら、全国に向けて「豊田市博物館」の開館とそのコンセプト「つくりつづける博物館」を精力的にPRしました。

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<紹介したメッセージ>

”みんなでつくりつづける博物館”をコンセプトとする「豊田市博物館」では、市民が参加して収集した物品や「とよはくパートナー」が展開する催しへの参加することで得られる市民の体験・記憶も博物館のライブラリーになっていきます。

私たちも、「とよはくパートナー」として、豊田市におけるアマチュア無線活動の歴史や記憶を紡ぐとともに、豊田市博物館や交流館等での公開運用を通して、市民にアマチュア無線技術や電波科学への誘いと体験記憶を提供できるように取り組んでいきます。

11月30日までの8か月間を楽しみながら、市民交流を図ってまいります。

【体験の間】特別局を運用するときに欠かしてはならないこととして、アマチュア無線技士の免許を持たない方の無線交信体験があります。『今日の体験が、明日の無線技術へのキッカケになってほしい』という思いであり、国の施策でもあります。入門バンドである超短波・430MHz帯(FMモード)を使いました。小学生から大人までの8人の体験者は、コントロールオペレータの先導に続いて、初めて出会ったアマチュア無線家と電波を介した交歓を楽しみました。

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【科学の間】160年前にドイツ人のヘルツさんが「電波」の存在を実証したときの実験装置の原理を使って製作した「電波発生器と受信器」で、日常的に携帯電話やテレビ・ラジオで使っている「電波」の存在を認識してもらいました。科学現象に関心を持ってもらえるように、今後も実験装置を提供していこうと思います。そして、大賑わいだったのが、「E」を示すモールス符号「短点-」を30秒間連打して、その打鍵数を競う『電鍵ファイター』のコーナーでした。ここで使用したカウンターは、無線クラブ「アマチュア無線サポーターズ豊田」の学生メンバーが設計・製作したもので、なかなの優れものです!最高打鍵数は277でした!!

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④【記憶の間】イベントタイトルとした「空をこえて心をつなぐ」の云われを紹介するコーナーです。調べているうちに分かったこととして、豊田市にゆかりのある南極で活躍した人物が4人<白瀬矗、永田武、佐藤和郎、六峰咲年(現時点で)>おられたということでした。そこで、取りまとめた史料の標題を『豊田市の南極モノ語り』として、パネル展示しました。『佐藤さんとは子どもつながりでよく知っている。だけど南極で苦労されたことはよく知らなかった』と、あらためて人物像を認識していただくことも出来ました。また、①の公開運用オペレーターのお一人は、65年前に佐藤さんからアマチュア無線の手ほどきを受けられた方で、当時のことを懐かしく思い起こしながらパネルに見入っておられました。

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次回の公開運用は、5月26日(日)に豊田市藤岡交流館で行います。運用バンドは短波・7MHz帯(モードSSB)です。

また、豊田市博物館での運用を8月25日(日)に予定しています。今回よりパワーアップした催しを企画しています。

お楽しみに!!

この情報は、「HAMサポ豊田」により登録されました。

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