とよた市民活動情報サイト活動紹介・報告まちづくりの推進”第8回WE LOVEとよたフェスタ”に出展しました

”第8回WE LOVEとよたフェスタ”に出展しました

公開日:2025年03月16日 最終更新日:2025年03月17日
登録元:「HAMサポ豊田

開催日時 2025年3月16日(日) 10:00~15:30

会場   豊田市八幡町 スカイホール豊田

参加者  電鍵早打ちラリー参戦者 91人 モールス符号打鍵体験者 7人 運用体験者1人 

     『HAMサポ豊田JJ2YWY/2』公開運用交信相手 12人

     スタッフ7人

内容

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日々の天気予報で「雨」が確実になって、出し物は予定通りとするものの、規模を縮小して出展しました。設営時間帯と閉会間際に雨が降りましたが、幸いにも開催時間中は一時晴れ間も見られる曇り空となりました。来場者にも不都合なく参加していただけて、フェスタの盛り上がりを感じることが出来る一日となりました。

順次報告していきます。

【電鍵早打ちラリー】

今ではイベントに欠くことの出来ないオリジナルアイテムです。クラブメンバーが回路設計~基板設計~電子部品実装~コンポーネント組み上げまでを手分けして行い、2024年5月にデビューさせました。

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早打ち結果

 

現在の設定は「150打点を何秒で打ち通せるか」となっています。20秒以下をクラスA、21秒から30秒までをクラスB、31秒以上をクラスCとして、挑戦してもらいました。景品は「○○○チョコレート」で、クラスAが3個、クラスBが2個、クラスCが1個となっています。子どもから大人までが夢中になって『電鍵』を打っていました。『電鍵』の使い方としては邪道ですが、普段は手にすることが無い器具を知っていただくことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

【モールス符号打鍵体験】

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こちらは『電鍵』の正当な使い方で「自分の名前またはニックネームを英文モールス符号で打ってみる」ことを体験してもらいました。

モールス符号が有名になったのは、『タイタニック号が遭難した際に救助要請信号として”SOS”を発信(1912年4月14日)』した事故です。それから100年以上が経過して、衛星通信の実用化に伴い、船舶や航空のプロ通信では利用が終了しました。しかし、アマチュア無線の世界では、愛好者は減ったものの、小電力でも遠距離通信が可能な方法として根強い人気があります。

今回のイベントでは、小学生が熱心に体験していた姿が印象に残りました。

仕組みは、『電鍵』のON-OFF(長・短符号の組み合わせ)信号をブザー音に変換する装置を介して、パソコンのマイク入力端子に取り込んで、モールス符号に解読して表示するというものです。これは、アマチュア無線交信でも操作補助機能として利用しています。

機械的に(正確に)判読されるため、自分が打ったつもりの文字が、他の文字になってしまうこともあります。体験者は繰り返し挑戦して、思い通りの文字が表示されたときには、思わずガッツポーズをしてしまう姿を微笑ましく思いました。

【運用体験】

1742115678371KIMG7871アマチュア無線は、無線従事者免許がないとオペレーションができません。自動車や産業車両などの運転免許と同じ国家資格のひとつです。近年は、電波利用技術への関心高揚(さらにワイヤレス技術者への誘い)を図るために、有資格者の管理下で無資格者が無線交信できる制度が広く展開されています。今回は、430MHz帯の無線機を準備して臨みました。

体験希望者は、一人(男子小学生)でしたが、今までにない満足感を味わってもらえました。会場にやって来た少年は、何台ものトランシーバーを首に掛けていました。それらは、どれも無線従事者免許が不要な『特定小電力トランシーバ』『デジタルコミュニティトランシーバ』です。少年の話では「無線に興味があって、トランシーバを買ってもらったけれども、実際に交信する相手がいない」という、無線交信特有の悩みでした。そこで、私たちのメンバーが持っている『特定小電力トランシーバ』で交信してみることにしました。会場となっている『スカイホール豊田』の中を、交互に通話し合えることを確認しながら歩き回り、ついには裏側(私たちは玄関側)まで行ってしまいました。私たちにとっても新鮮な体験でした。

その後に『アマチュア無線』を体験してもらいました。この少年にとっては『アマチュア無線』よりも、普段は交信相手がいない自分の持っている『トランシーバ』で交信できたことの方が嬉しかったことでしょう。

体験者は一人だけでしたが、これまで以上に充実したイベントになりました。

【まとめ】

雨模様にもかかわらず、10時の開会前から会場に多くの市民が詰めかけた今回の『WE LOVE とよたフェスタ』でした。そして、多くの市民と『アマチュア無線』を介した交流を図ることが出来ました。メンバーも充実した一日を過ごすことが出来て、更なる活動につながるイベントとなったことを嬉しく思います。

そして、大規模なイベント『WE LOVE とよたフェスタ』を推進していただいた実行委員会の皆様に感謝申し上げます。

 

この情報は、「HAMサポ豊田」により登録されました。

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