とよた市民活動情報サイトおんがくのたいが活動紹介・報告まちづくりの推進とよた・音楽の大河コンサート ”弦楽六重奏への誘い~情熱から耽美へ~”を開催しました

とよた・音楽の大河コンサート ”弦楽六重奏への誘い~情熱から耽美へ~”を開催しました

公開日:2024年08月04日 最終更新日:2024年08月05日

とよた・音楽の大河プロジェクトの第11回コンサートを開催しました。

舞台1

日時 8月3日(土)14:00~16:00

場所 豊田参合館 コンサートホール

出演者 

 ヴァイオリン 尾池亜美、ビルマン聡平

 ヴィオラ 伊藤 彗、樹神有紀(豊田市出身)

 チェロ 森山涼介(豊田市出身)、長谷川彰子

 朗読 伊藤みこ

参加者 一般268人 学生9人 スタッフ 8人

 

連日の酷暑と比べると、幾分しのぎやすさが感じられた8月3日の昼下がりに、多くのお客様をお迎えして「弦楽六重奏」コンサートを開催しました。

チェリストの森山さんがプロデュースした今回の演奏メンバーは、国内外のオーケストラで活躍する日本を代表する若手音楽家です。そして、東京藝術大学の同窓生、豊田ジュニアオーケストラの卒団生、留学先の大学での先輩・後輩、アンサンブル奏団のメンバーといった、相互に関係性のある気心知れた間柄で、息の合った演奏を披露していただきました。

また、第2部のシェーンベルク作曲「浄められた夜」の演奏前には、この作品をより深く味わっていただくため、基になったドイツの詩人リヒャルト・デーメルの詩の朗読を組み込みました。作曲者シェーンベルクが音楽をもって表現しようとしたことを、お客様に感じていただけて、好評でした。あらすじを紹介します。

舞台3

 

月の光が降り注ぐなか、林を2人の男女が歩いている。

そして、女は語り始める。

自分は身籠もっているが、それは母となる喜びのために見知らぬ男に身を委ねたからで、一時はそれを祝福さえしたが、今、愛する人を前にその復讐を受けることになった、、と。

それに対し、たゆたう光の中、男はその子を自分の子として産んでほしいと答える。

月明かりの夜空に、2人の愛は浄められていく。

 

 

この詩の物語に沿って音化された作品が持つ”叙情性豊かで官能的な雰囲気”を見事に浮かび上がらせた演奏に、万雷の拍手が贈られました。

この記事を見た人はこんな記事もチェックしています