とよた・音楽の大河コンサート ”弦楽六重奏への誘い~情熱から耽美へ~”を開催しました
とよた・音楽の大河プロジェクトの第11回コンサートを開催しました。
日時 8月3日(土)14:00~16:00
場所 豊田参合館 コンサートホール
出演者
ヴァイオリン 尾池亜美、ビルマン聡平
ヴィオラ 伊藤 彗、樹神有紀(豊田市出身)
チェロ 森山涼介(豊田市出身)、長谷川彰子
朗読 伊藤みこ
参加者 一般268人 学生9人 スタッフ 8人
連日の酷暑と比べると、幾分しのぎやすさが感じられた8月3日の昼下がりに、多くのお客様をお迎えして「弦楽六重奏」コンサートを開催しました。
チェリストの森山さんがプロデュースした今回の演奏メンバーは、国内外のオーケストラで活躍する日本を代表する若手音楽家です。そして、東京藝術大学の同窓生、豊田ジュニアオーケストラの卒団生、留学先の大学での先輩・後輩、アンサンブル奏団のメンバーといった、相互に関係性のある気心知れた間柄で、息の合った演奏を披露していただきました。
また、第2部のシェーンベルク作曲「浄められた夜」の演奏前には、この作品をより深く味わっていただくため、基になったドイツの詩人リヒャルト・デーメルの詩の朗読を組み込みました。作曲者シェーンベルクが音楽をもって表現しようとしたことを、お客様に感じていただけて、好評でした。あらすじを紹介します。
月の光が降り注ぐなか、林を2人の男女が歩いている。
そして、女は語り始める。
自分は身籠もっているが、それは母となる喜びのために見知らぬ男に身を委ねたからで、一時はそれを祝福さえしたが、今、愛する人を前にその復讐を受けることになった、、と。
それに対し、たゆたう光の中、男はその子を自分の子として産んでほしいと答える。
月明かりの夜空に、2人の愛は浄められていく。
この詩の物語に沿って音化された作品が持つ”叙情性豊かで官能的な雰囲気”を見事に浮かび上がらせた演奏に、万雷の拍手が贈られました。
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